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袖すりあうも他生の嵐

嵐に癒され、大野智さんを尊敬する主婦のゆるいひとりごとです。

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大器

別冊宝島746(2004/2)
音楽誌が書かない
Jポップ批評23 より

文:榊ひろと(音楽解説者)


クールな街っ子気質で吹き抜けるエリート集団

1999年秋のデビュー以来3年余りを順風満帆で過ごしてきたかに見える嵐。洗練されていてソツがないことが大人しいイメージを抱かせがちだが、メンバー5人が各々に特異な資質を持ち、それが絶妙のバランスを示す彼らこそ、まさに大器なのだ!

99年秋の衝撃的なデビューから3年以上が経過し、ずっと順風満帆で来ているように思われる嵐だが、ちょっとした停滞期がなかったわけではない。あまりにも巨大な存在となった“ジュニアの影”に脅かされた時期もあったのだ。秘密兵器的な存在だった櫻井のラップと大野のヴォーカルの新鮮味が薄れかけた2年目あたり、ふと気がつくとセンターにいる年少組3人に当初の勢いが感じられず、ジュニア時代の方が伸び伸びとキャラを発揮していたようにも思えたのである。…突破口になったのは結成後はじめてのメンバー(松本潤)主演ドラマ「金田一少年の事件簿」の主題歌『時代』、さらには新レーベルのジェイ・ストームを立ち上げての第1弾シングル『a Day in Our Life』である。それまでの親しみやすいポップさは影を潜め、力強いラップやヴォーカルのフェイクをフューチャーしたアグレッシヴな方向へと思い切って転換したのである。…小中学生のファンがついてこられなくてもやむなしという大胆さだったのだ。


この6・7枚目のシングル(『時代』、『a Day in Our Life』)で、キャッチーな路線と決別し、その後も現状に留まることなく次々とファン層を広げるためにアグレッシヴな方向へ歩を続けている。嵐の豊かなユニゾンはしっかりした歌唱力に底支えされ、幅広く奥深く心揺さぶる楽曲たちはどれを聴いても裏切られない。そこには目先にとらわれることなくずっと先を見据えた挑戦者たちの厳しさと覚悟があるんだろうなって私は思います。

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