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袖すりあうも他生の嵐

嵐に癒され、大野智さんを尊敬する主婦のゆるいひとりごとです。

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「鍵のかかった部屋」(7)狐火の家

第7話(5/28)16.1%「狐火の家」
原作 貴志祐介 脚本 相沢友子 演出 加藤裕将



大野さん中心の自己満レポートです。
よろしかったら、おつきあいください。







山の中の築100年の古民家が舞台の今回。霧の中にひとり浮き立ってみえるのは今日もインテリカジュアルが素敵な榎本径。「ある不思議なことが起こったとき、それを超常現象という人と、科学で解明できる錯覚に過ぎないという人がいます。それはおそらく答えの出せない永遠のテーマなのではないでしょうか」そこに、下から上にのぼるひとかたまりの揺れる光。「さて、今のは…」榎本が静かに語りかけると、超常の世界の入口が開き、その甘い声にゾクゾクする。

霞んだ山の稜線が向こうに見える田園前のバス停(南郷町)で、長椅子にお行儀よく座っている榎本の青みがかったグレー系のコーディネートが実に知的。珍しい錠前を手に入れるため休日を使って長野までやってきたのだ。青砥にいわれるがまま、待っていたバスをやりすごす榎本はぼんやりとしてなんともかわいいのに、密室事件の現場では一転鋭くキリリと変わる。外国製の特殊な錠前を横から中腰でチェックする姿がなんとも面白いのは、榎本が敷居に腰を下ろさないからなんだろう。華奢な体なのに実は鍛え上げられた筋肉。いつでもどこでも苦もなく完璧な姿勢でいられる身体能力が現実離れした面白い動きとなる。またため息がでた。鍵部屋がコメディだと言ったら語弊があるかもしれないけれど、気味の悪い、重く暗いお話をここまで娯楽性の高くおしゃれなものにまとめあげたのは演出のセンスだといえると思います。最初に榎本と大野さんを結びつけた時点でこのドラマの成功の半分は約束されていたのかもしれません。音も無く人の背後に立ち、いきなり会話に入ってくる不気味さ。それを心待ちにさえしてしまう大野さんのビジュアル、声、オーラ。榎本が死体になりきって寝そべると、いきなり立ち上がり検証を始める。動くたび見つめるたびに目が離せなくなる。軒下を竹の棒でツンツン、二階の勾欄に乗っかったときには思わず冷やり、隅から隅まで検証しなければ気の済まない榎本のリズミカルな動きに見惚れていたら最後は美しいムーンウォークだった。そして、しゃがんだ視線の先にくっきりとみえたのは三つの何かを置いた跡。視線を近づけ食い入るように見つめていたのはミツバチの死骸。親指と人差し指でミツバチをつまみ上げると、画面は惜しげもなく大野さんの指紋までくっきり見える手をアップで映し出すのだ。  殺人事件のあった古民家の茶の間で榎本と青砥が二人向き合ってお茶を飲んでいるシーン。無表情の榎本が目線だけで心理的にどんどん青砥を追い込んでいく。怖いけど強がりの青砥をひとりでトイレに行かせるところなんか相当なSだ。それがすべて無意識だから憎めない。遠藤家に場所を移して青砥と謎解きに挑む榎本は、話をするうち謎に一歩近づいたのか右手の人差し指と親指でかすかにリズムを刻み始めると、大野さんの驚くほど反り返る親指に私は釘付け。(手タレを使わないでくれて本当にありがとうございます!) 膨大な知識を一気に披露するシーンよりも雄弁なのが視線だけで語るシーン、そしてそれは見飽きないほどに美しい。翌朝の榎本は、都会的で知的なビジュアルが瑞々しい若葉に映えて衣装も計算しつくされていた。林檎畑で脚立を見つめ考える榎本、村の自然を背景に歩く榎本。それはそれは美しかった。




東京総合セキュリティの備品倉庫で、休日に長野まで足を伸ばして手に入れた錠前の解錠に夢中の榎本。その手つきを見ていると実にセクシーで官能的。撃沈です。




次回OAまでに加筆し完成させたいと思います。


| 鍵のかかった部屋 | 11:59 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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